EDにはいろんな治療法がある!治療について理解しEDの悩みを解決しよう

01

「最近、性生活に自信が持てない」「パートナーを満足させられない」――このような悩みをお持ちの方は、もしかするとED(勃起不全)かもしれません。EDは性生活に影響を及ぼし、時には男性から自信を奪うこともあります。

EDの悩みを解決したいのであれば、クリニックで治療に取り組んでみてはいかがでしょうか。クリニックにはさまざまな治療法があり、充実した性生活の大きな手助けとなってくれるはずです。

今回は、EDの概要と治療法ついて詳しくまとめていきます。

EDの症状は一つではない

EDと聞いて、まったく勃起しない状態をイメージする方も多いでしょう。しかしEDの症状はそれだけではありません。勃起をしても十分な硬さが得られない、勃起状態を維持できない、勃起できないときがあるなど、勃起不全によって満足な性交が望めない状態をいずれもEDと呼びます。

このような勃起不全の症状は、十分な血液が海綿体に送られなくなることによって起こります。

勃起状態にするためには、ペニスの海綿体という部分に多くの血液を送り込まなければなりません。しかし何らかの原因で神経や血管が正常に働かなくなると、血液の流入が不足し勃起不全を起こしてしまいます。EDの原因の一つが加齢で、血管の老化や男性ホルモンの低下などによって血液の流れが阻害されることでEDを発症しやすくなるでしょう。

また、喫煙やストレス、薬の副作用が関係している場合もあります。EDは年齢が上がるにつれ罹患率も高くなるとされていますが、ストレスや成人病などが原因となり、20代や30代で発症するケースも少なくありません。

EDは男性にとって身近な症状ですが、専門的な治療を受けている方はあまり多くないとされています。デリケートな問題ということもあり、医療機関に相談できず一人で悩み続けてしまう方が多いのです。

さまざまなEDの治療法

EDは治療が難しく、特に中高年の場合は治療自体ができないと考えている方もおられるかもしれません。しかし、勃起不全は正しい治療を受けることで高齢の方でも改善することが可能です。

ED治療は薬物治療が主流となっていますが、専用機器を用いた治療もおこなわれています。たとえば、患部や患部周辺に衝撃波を与え血管を再生する「ED1000」は、新しい血管を作ることで血流が改善し、EDを根本から治療できるのが特徴です。持病などにより薬の服用が困難な方にも対応していますので、薬物治療が受けられないからといって諦める必要はありません。

その他には「ICI療法」と呼ばれる治療もあります。ICI療法は、ペニスの海綿体に直接薬剤を注入することで、血管が拡張し勃起を促す治療法です。局部へ直接注射するため強い痛みを伴うものと思われがちですが、髪の毛程度の極細針を使用しますので痛みを感じることはほとんどありません。

自分に合うED治療薬を選ぼう

02

ED治療の中でもっともポピュラーなのが内服薬を用いた治療法です。内服薬にはいくつかの種類があり、日本で認可されている治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類となっています。

では、これらの薬にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

バイアグラ

バイアグラは、世界中で使用されているもっとも認知度の高いED治療薬です。持続時間は5時間程度となっており、他の薬と比べるとそれほど長くありません。しかし服用後30分~1時間ほどで効果が現れ始めるため、すぐに効果を得たいという方に向いている薬といえます。

ただし食後に服用すると効果が弱まるため、薬を飲むタイミングには注意する必要があります。

レビトラ

レビトラは服用後20分~1時間で作用するという、バイアグラに似た特徴を持っています。水に溶けやすい性質を持つため、空腹時に服用することで早く作用するといわれています。

また、食事の影響を受けにくく、持続時間が10時間程度と比較的長いこともレビトラの特徴といえるでしょう。

シアリス

シアリスの特徴は効果の持続時間にあります。バイアグラやレビトラの持続時間が5~10時間程度なのに対し、シアリスの持続時間は最大で36時間といわれているほどです。また、レビトラと同様食事の影響を受けにくいという特徴もあります。

ただし作用するまでには3時間程度かかりますので、時間に余裕を持って服用するようにしましょう。

おわりに

ED治療薬は効果が高いとされていますが、すべての方に同様の効果が現れるわけではありません。また、ほてりや頭痛、動悸などの副作用が出る可能性もあります。これらの薬は個人輸入で手に入れることも可能ですが、自己判断で購入し服用することは安全とはいえません。

安全に服用するために、医療機関を受診し診察を受けたうえで薬を処方してもらうようにしましょう。薬以外の治療法もありますので、まずは専門医に相談をしてみることをおすすめします。

関連する記事