意外と知らない男性の豊胸手術。手術法と注意点を徹底解説


近頃、LGBTやジェンダーレス男子という言葉を耳にする機会が増えてきました。

LGBTとは性的少数者を指す言葉で、ジェンダーレス男子とは性別にとらわれずにオシャレを楽しむ男性のことをいいます。そして最近では、体も女性に近づきたいと豊胸に興味を持つ男性も増えてきました。

そこで今回は、あまり知られていない男性の豊胸についてご紹介していきます。豊胸術の種類や注意点を解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてくださいね。

男性の豊胸と注意点

テレビで活躍するタレントの中には、性別適合手術を受け美しいバストを手に入れた方もいます。華やかな変貌を遂げた有名人を見て豊胸に興味を抱くこともあるかもしれませんが、男性の豊胸には様々なリスクが伴うことを理解しておかなければなりません。

まず、男性が豊胸術を受けられるクリニックの数は、女性に比べ圧倒的に少ないという問題があります。女性の豊胸と比べると男性の豊胸はマイナーであり、施術経験のある医師はまだそれほど多くありません。そのため、男性が豊胸を希望しても断られてしまうケースがあるのです。

そしてもう一つの問題が、バストの高さを出すのが難しいということです。男性の胸には脂肪や乳腺が少ないため、ふっくらとした美しいバストラインを出すには技術とセンスが必要といわれています。

つまり、豊胸術を希望する場合、男性への施術経験が豊富な医師を探すことが最善の一手のひとつといえるでしょう。

代表的な3つの豊胸手術

代表的な豊胸手術には「ヒアルロン酸注入」「脂肪注入」「バッグ挿入」があります。それぞれの施術の特徴を見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は、医療現場で幅広く使用されている安全性の非常に高い成分です。皮膚や関節など全身に存在する成分で、関節の治療に用いられることもあります。

豊胸術で使用するヒアルロン酸は大きな粒子で形が崩れにくく、約1~2年の豊胸効果が期待できるでしょう。必要な量だけを注入でき、ダウンタイムがほとんど無いため翌日から通常の生活を送ることができます。

脂肪注入

脂肪注入とは、胸に脂肪を注入してバストを形成する施術です。注入する脂肪は自分の体から吸引したものですので、アレルギー反応が出る心配がありません。さらに気になる部分の脂肪を除去できるため、豊胸と同時に痩身をすることもできます。

また、「コンデンスリッチファット」と呼ばれる施術法なら、安全で強い脂肪細胞のみを抽出する技術により、約80%の定着率を生み出すことが可能です。一般的な脂肪注入の定着率が30~50%ですので、80%は非常に高い定着率といえます。

ただし男性の脂肪は女性と比べると少ないため、すべての方にこの施術が適用するわけではありません。体質によって向き不向きがあるため、脂肪注入が受けられるかどうか医師に相談してみましょう。

バッグ挿入

豊胸術で使用するバッグの種類は、主に生理食塩水とシリコンの二つです。

生理食塩水は人間の血液と同じ浸透圧ですので、万が一バッグが破れたとしても人生への影響はないとされています。シリコンバッグは医療に用いられる安全性の高いもので、柔軟でハリのある本物のバストのような仕上がりが期待できるでしょう。

バッグ挿入は豊胸術の中でも特に人気の施術といえますが、男性の場合、不自然にバッグが浮き上がったり、触り心地に違和感が生じてしまうこともあります。バッグは基本的に乳腺直下に挿入しますが、体型や筋肉の状態によっては大胸筋の下にバッグを入れた方がいいケースもあり、一概にどちらがいいとはいえません。

どちらの挿入法にするかは、医師とよく相談したうえで決めるようにしましょう。

クリニック選びは慎重に

男性の豊胸術の需要は高まってきていますが、経験豊富な医師が少なく、需要に追いつけていないというのが実情です。

豊胸したいという気持ちが先走り、技術のない医師に施術を受けて後悔しているという方も少なくありません。豊胸手術は執刀医の技術によって仕上がりが大きく変わりますので、後悔しないためにもクリニック選びは慎重におこなうことが大切です。

たとえば、神戸中央クリニックは男性の豊胸術にも対応しており、ヒアルロン酸注入や脂肪吸引、バッグ挿入を選択することができます。定着率の高いコンデンスリッチファットや、自然なバストが形成できる大胸筋圧力減衰法もおこなっていますので、豊胸に関するお悩みをお持ちの方はカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか。

おわりに

リスクや痛み、腫れや仕上がりなど、豊胸に関して不安を抱いている方もおられるでしょう。自分の体を変えるわけですから、不安に感じるのは当然のことです。

不安を解消し安心して豊胸術を受けるためにも、いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、複数の医師の意見を聞いた上で決めることが大切です。

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